どうも!メッシュWiFiの信奉者もとゆき(@motoyuki_321)です
- WiFiが届かない部屋がある
- WiFiの電波が途切れる
- WiFiの設定が大変
WiFiの悩みをほぼ全て解決してくれるのが新しいネットワークの形『メッシュWiFi』です
今回はこのメッシュWiFiのメリットやデメリットを解説していきます!
これからのWiFi選びはメッシュWiFi一択ですよ!
メッシュWiFiとは?
メッシュWifiとはWiFiの新しい技術(ネットワークの形)のことです。
『メッシュ』の名前の通り『網目状に張り巡らせたWiFi』を表しています。
具体的には複数台のWifiルーターを使って広範囲に安定した電波を供給するイメージです
このメッシュWiFiに対応したルーターをメッシュWiFiルーターと言います
例えばTP-LinkのメッシュWiFiルーターだとDecoシリーズなどが有名です
メッシュWiFiルーターと中継器との違いやメッシュWiFiの仕組みに関して、詳しくは別の記事で解説しているのでよかったらご覧ください
メッシュWifiルーターとは何?中継機との違いや仕組みやおすすめを解説!
メッシュWiFiのメリットとは?
ではメッシュWiFiが一般的なWiFiに比べて優れている点はどこでしょうか。
一覧にしてみました。
- SSID・パスワード・アクセスポイントごとの認証が不要
- チャンネル設定も不要
- 増設が簡単
- どの部屋でも均一に電波が届く
- ルーターの負荷分散になる
順番に見ていきます。
SSID・パスワード・アクセスポイントごとの認証が不要
従来のWifiの場合はアクセスポイントごとに接続設定をする必要がありました。
初めてのWiFiに繋ぐときにSSID(Wifiの電波の名前)を見つけてパスワードを入力するやつです。
広い建物であれば1台の無線LANルーターやアクセスポイントだけでは建物全てにWiFiが届きません
そのため複数台の設置が必要です
ですが、仮に5台のアクセスポイントを設置したとして、全て個別に接続設定するのは面倒臭いですよね
メッシュWiFiではこの接続情報を共有することでアクセスポイントごとに接続する設定を簡略化しています
だから一回設定すれば同じメッシュWiFiの環境下であればどこに行っても繋がります
チャンネル設定も不要
メッシュWiFiの場合、子機のアクセスポイントは『中継器』ではなく『分身』のような存在になります
そのため本来中継器であれば必要な『チャンネル設定』が不要になるのもメリット
メッシュWiFiならチャンネル設定も必要ないから誰でも簡単に設置してWiFiエリアを広げれるのが特徴!
増設が簡単
メッシュWiFiの場合は親機と子機の関係が『中継』ではなく『分身』という考え方のため、子機の増設が非常にラクに済みます
具体的にいうと通常のWiFiであれば中継器(アクセスポイント)が増えるたびに、アクセスポイントごとに設定が必要になります
ただしメッシュWiFiの場合、子機はあくまで『親機の分身』のため新しく増えた子機に対してデバイスの設定は不要
スマホやタブレットなどは一度設定すれば広がったWiFiエリアでも今まで同様に快適に使用できるため、増設しても面倒な設定不要でラク
どの部屋でも均一に電波が届く
どの部屋にも均一に電波が届くのがメッシュWiFiの良いところ!
従来型の無線LANの場合はWiFiルーターが個別のSSIDで電波を出していました。
そのため特定の部屋では無線が届きにくいけど、他の部屋では届きやすいといった現象も発生しがちです
ですが、メッシュWiFiでは同じ電波を複数の端末から発信しているので、部屋ごとのバラツキというには出にくいです
そのため、どの部屋でも安定した電波を受信することが出来るのは嬉しいですね。
ルーターの負荷分散になる
従来型のWiFiの場合は親機と子機の関係はあくまで『親機』と『中継器』の考え方です。
スマホやタブレット、パソコンといったインターネットに通信するものは全て親機のWiFiルーターで処理を行いインターネットに通信します
当然1台のルーターで全てのデバイスのインターネットとの接続を処理していくわけですから、ルーターは忙しい、結果、処理が高負荷になると通信速度の低下などにつながります。
ですが、メッシュWifiの場合は『親機』と『中継器』ではなく『親機』と『分身』というイメージで動作します。
『分身』ですから『親機』と同じ機能を持っているわけです。
今までであれば親機に集中していた処理も、各分身が個別に処理していくことで負荷を分散させて処理能力を向上させています
メッシュWifiのデメリットとは?
これだけ優秀なメッシュWifiにも残念ながらデメリットは存在します
それがこちら
- 1台当たりの電波が弱い
- 1台当たりの通信速度が遅い
- 1台当たりのCPU性能が低い
- 1台ごとの細かい設定に向かない
- LANポートが少ない
順番に解説していきます
1台当たりの電波が弱い
メッシュWifiルーターは複数台を使用することを想定して設計されています
- ハイエンドなWiFiルーター:アンテナ数 4本
- メッシュWiFiルーター:アンテナ数 2本
上記のようにアンテナ数が少ないこともあります
とはいえアンテナ4本タイプのWiFiルーターを1台置くよりも、メッシュWiFi2台の方がWiFiは安定するし、速度も早いのは事実
また最近では『トライバンド』に対応し通信速度を向上させたメッシュWiFiもあります
1台当たりの通信速度が遅い
メッシュWiFiでは複数台の使用を想定していることでアンテナ数が少ないことにより通信速度も控えめなことも多いです
- ハイエンドなWiFiルーター:5GHz 1733Mbps
- メッシュWiFiルーター:5GHz 866Mbps
こんな感じ
とはいえこちらも800Mbps出れば4K動画のストリーミング再生もサクサクなレベルなので問題なし
また最近ではWiFi6対応のメッシュWiFiルーターも発売しました
実行速度は光回線を超えるほど爆速の1800Mbps(1201+574Mbps)です
【TP-Link DecoX20 レビュー】WiFi6に対応したメッシュWiFiルーター【AX1800】
1台当たりのCPU性能が低い
こちらも上記と理由は同じで複数台利用を想定していることもあり、1台あたりのCPU性能は控えめな傾向です
CPUはルーターの脳みそ、CPUが複数搭載されている『マルチコア』であれば複数デバイスの通信を同時に処理することで通信速度は速くなります
とはいえこちらも最近のメッシュWiFiルーターはどれも『クアッドコア』
つまり脳みそが4つあるタイプです
ですから従来型のWiFiルーターでも一般的なモノと比較するとメッシュWiFiの方が高性能だったりします
1台ごとの細かい設定に向かない
1台当たりに細かい設定を付与できないところもメッシュWiFiのデメリット
ただしポート開放やVLAN設定など欲しい人がどれだけいるかといえば、ほぼいないのが現実
また細かい設定に関してはルーターを別にすることで解決することもできます
またメッシュWiFiの場合は細かくチャンネル変更や帯域変更をする必要がなく快適に使えるところがメリットでもあります
LANポートが少ない
LANポートが少ないのは個人的にはデメリットですね
というのはルーターをハブ代わりに利用している人って結構多いと思うんですよね
従来型のWiFiルーターにはLANポート4つあるのが普通ですが多くのメッシュWiFiにはLANポートが1つしかついていないことが多いです
そのため有線LANでデバイスを接続したい時には別途ハブが必要になります
スイッチングハブも安いモノなら1000円ほどからあります
以前スイッチングハブのオススメをまとめた記事も書いているのでよかったらどうぞ!
スイッチングハブ(Hub)のおすすめ5選!ポイント別に紹介レビュー!一番オススメはTPLinkですよ!
メッシュWiFiが向いているのはこんな人
以上のこと踏まえていくとメッシュWiFiが向いている人と向いていない人が存在します
まずは向いている人はこちら
- WiFiの対応デバイスが多い
- WiFi対応にしたい空間が広い(部屋が大きいなど)
- WiFiが途切れる
こんな人にオススメです
WiFiの対応デバイスが多い
我が家もWiFi対応のデバイスはめちゃくちゃ多いです
- iMac
- Macbook
- iPhone×2
- iPad
- AppleWatch
- AppleTV
- PS4
- ニンテンドースイッチ
- TV×2
- プロジェクター
他にも書き漏れているものも沢山あります
各デバイスごとに複数のアクセスポイントを設定していくのはかなり面倒くさいです
でもメッシュWiFiなら一度設定すれば全てのアクセスポイントに接続出来るので、家中どこでも快適なWiFiが使えるようになります
WiFiの対応デバイスの多い人にはオススメです
WiFi対応にしたい空間が広い(部屋が大きいなど)
Wifiの対応エリアが広いのもメッシュWiFiの特徴です。
多くの場所で均一な電波を得れることから部屋や家などが広い人にはオススメです
また浴室などにも簡単にWiFiを届けれるようになるので、お風呂でYoutubeを見たりとかも出来ますよ
増設も簡単なので、WiFiの届かない悩みからはおさらばです。
WiFiが途切れる
最後はこの『従来のWiFiだと電波が途切れる人』ですね
WiFiが途切れるのには色々な理由があります
多くの場合『無線LANルーターからデバイスが遠い』や『WiFiが障害物などで届かない』ことが想定されます
メッシュWifiであればこの問題も解決
どんな部屋でも均一にWiFiが飛び、WiFiの途切れ(電波が弱い)ということも無くなります
メッシュWfiが向いていないのはこんな人
上記ではメッシュWiFiが向いている人を解説してきました
対してメッシュWifiが向かない人はこんな人です
- WiFiの安定性よりも速度を重視する人
- WiFi対応にしたい空間が狭い
- 細かい設定をしたい人
こんな人にはオススメ出来ないです
Wifiの安定性よりも速度を重視する人
先ほどデメリットでも伝えましたが、メッシュWiFiは複数台で使うことを前提に作られているため、1台あたりの性能は控えめなことも多いです
これは速度の面では不利になることも
一般的なWiFiルーターには通信速度に特化した高速なモデルも安く提供されています
例えばTP-LinkのArcher C5400
こちらの製品ではなんと8本の外付けアンテナを装備し、トライバンド対応により最大3バンドで高速通信を同時に楽しむことが出来ます。
- バンド1:2.4HGHz:1000Mbps
- バンド2:5HGHz①:2167Mbps
- バンド3:5HGHz②:2167Mbps
3バンド合計で5334Mbosの高速通信が可能と名実ともに最強のWiFiルーターです
メッシュWiFiでは現状ここまでの高速通信が可能なモデルは販売されていないため、とにかく通信速度を早くしたい人には不向きかもです
とはいえ866Mbpsもあれば4K動画のストリーミング再生でも余裕なので、そこまでの通信速度が必要かどうかは用途を分けて考えていければOK
ちなみに最近ではWiFi6に対応した高速なメッシュWiFiもあるので侮れません
WiFi対応にしたい空間が狭い
例えば『1部屋の中だけでWiFiを使いたい』などの場合は従来型のWiFiルーターでも電波が届かないということはほぼ無いでしょう
そのためWiFiを使いたいエリアが狭い時はメッシュWiFiにする必要はありません
細かい設定をしたい人
これは少し特殊な例ですがVLANやVPN運用をしたいなど、細かい設定をしたい人にはメッシュWiFiは不向きです
また個別にチャンネル設定なども変えれないので注意
とはいえこんな用途で使う人は稀だと思うので、家庭での利用の場合は特に気にする必要はありません
メッシュWiFiを選ぶ時のポイントは2つ
メッシュWiFiを選ぶ時のポイントは2つあります。
- コスパ
- 通信速度
順番に見ていきます
コスパが良いメッシュWiFi
まずはコスパ、正直これが一番重要かもしれませんね笑
メッシュWiFiは価格もピンキリ
その中でも価格が安く、性能も良いのがTP-Linkの『DecoM4』
ユニット数も2つ付いて価格は従来のWiFiルーター以下
なおかつ867Mbpsまで対応しているので、通信速度も申し分無し
初めてメッシュWiFiを購入する方には『DecoM4』がオススメ
メッシュWiFiルーターDecoM4購入レビュー!有線・ブリッジなどの設定も解説!
通信速度が速いメッシュWiFi
現状最速のメッシュWiFiルーターはTP-Linkの【AX1800 Deco X20】
TP-LinkのDecoM4に比べると価格は高めですが、WiFi6に対応し、通信速度は1800Mbps(1201+574Mbps)と爆速
しかも早いだけではなく、アンチウィルスソフトや新暗号化技術の搭載などセキュリティ面もバッチリ
最大接続台数も150台と多いので、複数人での使用でも安心して使えます
【TP-Link DecoX20 レビュー】WiFi6に対応したメッシュWiFiルーター【AX1800】
まとめ:おすすめなメッシュWiFiはTP-Link製品
メッシュWiFiのメリットやデメリット、オススメできる人やポイントごとのメッシュWiFiルーターの紹介をしてきました。
最後になりますが、様々なメーカーがメッシュWiFiを販売していますが、価格・性能の両面から見てもオススメなメッシュWiFiはTP-Linkです
価格重視ならDeco M4
高速通信でセキュリティ対策重視ならDeco M9 Plus
WiFi6対応の最新機種が欲しいならDecoX20
メッシュWifiルーターのおすすめ3選!徹底比較していきます!