どうも!スターウォーズ大好きなもとゆき(@motoyuki_321)です。
ファン待望のエピソード9を最速で見てきたので感想をまとめていくよー!
いよいよスターウォーズシリーズ新サーガも最後の章の幕開けです
面白いか面白くないかは関係なく『スターウォーズを愛するもの』としては本作の見届けは必須です
ただ7.8.9を通しでみた感想は『作らなくても良かったんじゃ無い?』ですね
7でリメイク版を作って、8でめちゃくちゃにして、9で同じ場所に戻した感じです
ということで見てきた感想・あらすじをつらつらとまとめていきます!
ただし『あらすじ』の段階でネタバレを含みますのでまだ視聴前の方はご注意ください
あらすじ【ネタバレあり】
パルパティーンが復活した
彼は盲信的な信者たちによって崇め奉られ、辺境の惑星で『ファイナルオーダー』なるファーストオーダーをはるかに上回る巨大な大艦隊を作っていた
カイロ・レンはパルパティーンのいる惑星エクセゴルへの地図『ウェイファインダー』を手に入れ、銀河の支配者となるべくパルパティーンの抹殺に乗り出す
しかし邂逅したパルパティーンからは『レイを殺せばファイナルオーダーをレンに渡し、銀河の皇帝にしてやる』と提案される
そのころレイはレイアの元でジェダイの修行を続けていた
レジスタンスは『ファーストオーダー内部のスパイ』から情報を得ることでパルパティーンの復活が真実だと知る
そしてパルパティーンを倒し、銀河に平和をもたらすためには惑星エクセゴルへの地図となるもう1つの『ウェイファインダー』を手に入れるしかなく、レイ・フィン・ポーらは『ウェイファインダー』探しへ
旅の中でレイは幼少の記憶を取り戻し、レン騎士団の襲撃を受けた中でチューバッカを助けるためにフォースを使ったレイは手から青い電流を放出した
それは奇しくもパルパティーン(シス)と同じ能力だった
レイの生い立ちとは?・パルパティーンはなぜ復活したのか?・レジスタンスは平和を勝ち取ることができるのか!?
パルパティーンの復活に関してはまさかのオープニングロールで発表という唐突さ!
まぁ細かく分析してもしょうがないからそうしたんだろうけど、このせいで『あらすじもネタバレ』という状態になりましたよね笑
パルパティーンの復活自体は明言されてましたから意外性はないかもですが、オープニングロールでぶっ込んできたのは個人的には好きです笑
ちなみに先に言っておくと本作はかなり保守的な作りで『映画としての面白さ』よりも『ファンの好感度』を上げるために作られたようなプロットです
キャスト・監督
キャストはほぼ前作に変わらずお馴染みのメンバーです
- ルーク・スカイウォーカー:マーク・ハミル
- レイア・オーガナ:キャリー・フィッシャー
- カイロ・レン:アダム・ドライバー
- レイ:デイジー・リドリー
- フィン:ジョン・ボイエガ
- ポー・ダメロン:オスカー・アイザック
- マズ・カナタ:ルピタ・ニョンゴ
- ハックス将軍:ドーナル・グリーソン
- C-3PO:アンソニー・ダニエルズ
- ローズ・ティコ:ケリー・マリー・トラン
- ランド・カルリジアン:ビリー・ディー・ウィリアムズ
オリジナルトリロジー好きにはランド・カルリジアンの復活はちょっと嬉しかったですね
さすがにルーク・レイア・ハンソロと勢揃いなのに出ないのも変ですしね
個人的には前回主役級の働きを見せたローズがほぼ出番が無かったのはかなり違和感がありました
おそらく前作出演によって批判が集中したから出番減らしたのかな〜という気もしますが、そこで折れてたら映画作りなんかできんだろ、と思いますけどね
人種差別を良しとしないディズニーなのにこの扱いは良くわかりません
むしろもっと前に押し出すべきだったと思いますが、ここも古参のファンの反発を考えたんでしょうね
そして衝撃的なのがメインキャラクターのはずのキャプテンファズマとDJに関しては出てきません
いやマジか
DJはしょうがないにしてもキャプテンファズマの扱いは酷すぎるでしょ、グッズ買った人が可哀想、、、
やっぱエピソード8で使い方間違えたんか、、、という感じです
ちなみにレイア役のキャリーフィッシャーは『最後のジェダイ』撮影後に亡くなっているのですが、本作では『フォースの覚醒』の未使用映像のみで復活しています
そのため多少無理なシーンはありますが、逆にあそこまで登場させてくれたことに感謝します
監督はJ・J・エイブラムス
個人的にはジュラシックワールドが面白かったからコリン・トレボロウ監督に期待していたのですが、降板したので残念
J・J・エイブラムスが監督だと『無難なストーリー』は上手いけど保守的というかまとめ役であって独創性は乏しいイメージなんですよね
『無難なストーリー』『商業的なマスコットキャラ』のオンパレードかなと思ったらその通りでした。。。
【ネタバレあり】スターウォーズ エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』の感想
それではスターウォーズ エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』の感想をまとめていきます!
ここからは上記以上にガッツリネタバレしていくのでまだ見ていない人はご遠慮いただいた方がいいかも
新サーガは『元の鞘に収まる』
正直この一言に全てが詰まっているかなと思っています
というのはワタシの中のイメージはこれです
- エピソード7 フォースの覚醒:エピソード4の焼き直し
- エピソード8 最後のジェダイ:独創性はあったけどエピソード9のことはガン無視
- エピソード9 スカイウォーカーの夜明け:ファンに納得してもらうために元の鞘に収めた
新サーガを全て見た結果、正直エピソード7以降は作らなくてよかったんじゃないかと思います
おそらくエピソード7で出発点を『スカイウォーカー家の物語』にしてしまったことがそもそも失敗
全く別の物語やもっと後の時代背景で作っていれば旧メンバーを担ぎ出す必要もなかったわけですしね
でも『エピソード6で苦労して勝ち取った平和』の20〜30年後設定にしたせいでオリジナルトリロジーに寄り添わないといけなくなったわけですからね
ディズニー的には懐かしのメンバーをフル動員して古参ファンを集客したかったんでしょうけど、そのせいでエピソード7では『エピソード4の焼き直し』になった感は否めません
シリーズの創造主たるジョージルーカスにも『目新しさがない』とボロクソに言われてましたからね
新しいファンを作るには無難ですが、エピソード1〜6まで見た人からしたら微妙ですよね
エピソード8 最後のジェダイで全て崩壊した
そして続くエピソード8では、エピソード7・9をガン無視するような作品を作ってしまったがために、古参ファンを激怒させる結果になった
でも個人的にはエピソード8は嫌いでは無いんですよ
というのはスターウォーズはジョージルーカスの『同じことはしない』という哲学の詰まった作品だと思うんです
だからこそ最後のジェダイはハチャメチャだけど誰も読めない筋書きを楽しむことが出来ました
単純に映像作りは素晴らしかったしね
もちろん脚本が破綻していたことに間違いはないけど、古参ファンに全くこびない姿勢は一人のクリエイターとしては評価すべき
ただし担当したエピソードが良くなかった
サーガの中間に当たる作品であればうまく期待値を上げつつ『このあとどうなる!?』的なところと、1つの作品としての面白さを追求すべき
なのに前後の作品を無視して繋ぎにくい構成
『このあとどうなるんだろう。。。』という不安に満ち溢れたストーリー
そしてフォースの覚醒を見ていないと楽しめない構成にしたのがダメ
せっかく『フォースの覚醒』では目新しさを犠牲にして『初めて見る人にも楽しめる』映画作りをしていたのにそれを全部無駄にした
だから『最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督で1作目を取るか、全エピソードを担当させたら評価は変わっていたかも
そんなエピソード7・8の後を継いだのがJ・J・エイブラムス監督
正直まとめるには相当頭を抱えたはず
- 自分の思い描いていたであろうエピソード7はエピソード8で見事破壊された
- 上記の事後処理が急務
- ファンはエピソード8に怒り狂っている
- これ以上の失点は重ねられない
結果として生まれたのが最後のジェダイで『何でもない人』だったレイを『血縁の物語』に戻すプロットですね
エピソード6の焼き直し?
こうなるとエピソード8いらなくね?となりますよね
そして細部は違えど『エピソード6 ジェダイの帰還』と同じ流れを辿るんですよね
下記が『エピソード6 ジェダイの帰還』の流れ
- 第2デス・スターの建設
- 反乱軍存亡の危機
- 皇帝(第2デス・スター)の討伐に乗り出す
- ダースベイダーのライトサイド帰還
- ハッピーエンド
続いて『エピソード9 スカイウォーカーの夜明け』の流れ
- ファイナルオーダーの創設
- レジスタンス存亡の危機
- 皇帝(ファイナルオーダー)の討伐に乗り出す
- カイロ・レンのライトサイド帰還
- ハッピーエンド
いやっ結局『元鞘!!』って感じです
せっかくエピソード6で終わっていた物語を、もう一回リメイクし直したような感じです
とはいえ最後のジェダイであそこまでボロボロになって、批判を浴びないように作るとしたら『ファンに喜ばれるスターウォーズ』を作るしかなかったのかなと
そういう意味では『うまくまとめたな』とは思いますが、映画的な面白みは薄いですね
とくにラストシーンはひどい
『夜明け』じゃないじゃんって感じ、後述します
思えばエピソード1〜3はエピソード4〜6とは全く違いながらも綺麗に繋ぎましたからね
創造主おそるべし
『レイ』とは?血縁の物語の行末
最後のジェダイではラストシーンで『誰でもジェダイ(フォースを扱える)になれる』可能性があるという希望を打ち出し、『旧時代的なジェダイ』は最後としました
血縁の物語であって、血縁と未来の希望は関係ないことを表現し、『ライトサイド』と『ダークサイド』という2極的な関係性を排除したのだと思います
スカイウォーカーの夜明けでレイはパルパティーンの孫であることが判明し、葛藤します
ですがそれを乗り越えた先のラストシーンで『レイ・スカイウォーカー』と名乗っています
正直これはマジで失敗ではないかと
おそらく本作の主題は『血筋や血縁に関係なく、自分のなりたい人になれる』ではないかと思います
最後のジェダイで『ライトサイド』と『ダークサイド』という2極的な関係性を排除していること
同じ『パルパティーン』の両親に守られ、愛されたこと
こういったものを乗り越えて新世代のジェダイとなったにもかかわらず『レイ・スカイウォーカー』っていったら血筋否定してんじゃん・両親否定してんじゃんとなりますよね
『レイ・パルパティーン』と言ってこそ、『パルパティーンでも私は私』と自分のアイデンティティを確立したのではないかと思うのですが、、、
キャラクターの扱いのひどさ
前作までのメイン級のキャラクターがことごとく粗末な扱いだったのは衝撃的でした
また出演してても今までと環境が違いすぎて、想像力を求められることが多かったです
- ローズ:3〜5カットくらい
- ハックス:3〜5カットくらい
- ファズマ:出番なし
- DJ:出番なし
- ランド:いてもいなくても同じレベル
パッと思いつくだけでもこんな感じ
ローズ・ファズマ・ハックスあたりはもうちょいストーリーに絡んでも良いような気がするんですが、絡まないのは『最後のジェダイ』のせいかもですね。。。
そしてランドに関しては出ても出なくても問題ないような気がしますね。。。
ちなみにSNSでは『最後のジェダイのラストのホウキ少年は?』という声も見ましたが、あれは出なくていいんですよ
あれはあくまで『フォースは限られた人のものでは無い』ということを指すメタファー的な要素だと思うので
ガバガバな脚本
よくここまでまとめたな!と思う反面『ガバガバな脚本だなー』と思うところもあります
例えばこんなとこ
- マズ:なぜレジスタンスに?
- 最後のジェダイの時の『レイの両親はただの人』の設定は?
- 唐突にパルパティーン復活
- 最後のジェダイでこなかった大量の援軍はどこから?
- ファーストオーダーはどうなった?
他にも『レン騎士団ってルークの弟子の達じゃないの?』『なんでライトセーバー持ってないの?』とかも疑問です
他にも疑問点や気になる点はありますが、いつか何かで補填してくれる日がくることを期待しましょう
【ネタバレあり】スターウォーズ エピソード9『スカイウォーカーの夜明け』の良かったところ
ここまでわりと悲観的な意見が多かったですが、何も全否定しているわけではありません
ファンムービーとしてStarWars好きにあったまとめ方をしてましたし、あそこまで崩壊していたのをよくぞキレイにまとめたな!というところもあります
カイロ・レン(アダムドライバー)の演技が素晴らしかった!
今作で一番驚いたのがアダム・ドライバーの演技ですね
ハンソロとの邂逅は本作屈指の名シーン、ここはホロリときました
何がすごいかってカイロレンからベンソロに戻り、その後の顔つきが今までと全く違うんですよね
この瞬間に『スカイウォーカーの夜明け』の意味がよくわかりました
これは悩めるベン・ソロの物語でもあるのかと、そしてついに『夜』が『明けた』ということも
表情でここまで演技できる役者さんだと思っていなかったので驚きました
私の中でカイロレンは『思春期の子供』的な悩める少年だったのに『大人の男』に変わった瞬間のように感じました
後半のカイロレンはカッコ良かった!
スターウォーズは冒険活劇
今作のメインアイテムでもある『ウェイファインダー』をめぐる冒険はStarWarsらしさ全開
ハラハラドキドキだけじゃない、C-3POなどの緩い笑いもふんだんに盛り込まれていました
ただの戦争映画ではなく、スターウォーズは『ワクワクするもの』だということを再認識させてくれたのは嬉しいところです
ラストシーンの艦隊戦が熱い
本作も『もうダメだ』『援軍だ!』の繰り返しですが、ラストシーンのファルコン号率いる『市民連合』が応援に駆けつけてくれたのは規模感も相まって興奮しました
『最後のジェダイの時に誰も救援にこなかったのに、、』というのは野暮なのでやめましょう笑
個人的な解釈として
- 最後のジェダイ:勝ち目がないから行っても負ける
- スカイウォーカーの夜明け:ここで負けたら抵抗勢力はゼロ・銀河帝国の支配が始まる
というバイアスでも働いて、最後の最後に反旗を翻す人が集まったんだと勝手に解釈しています笑
過去作からのオマージュが多い
過去作からのオマージュは多いのでファンには嬉しいです
- 『2』という数字(シスの掟から)
- シスの欺く力
- ウェイファインダー:他作品のホロクロン
- チューイに渡したメダル
- エクセゴルの中のジェダイ(シス)像
エクセゴルの建物の入り口もアニメシリーズに出てきた惑星マラコアに似てますしね
【ネタバレあり】スターウォーズ エピソード9の感想まとめ
いろいろ書いてきましたがぶっちゃけ面白かった/面白くなかったよりも『やっと終わった、、、』という虚無感の方が大きいです
エピソード7以降は作らなくてよかったというのがワタシの主張ではありますが、とはいえスターウォーズ好きとして新作が公開されることは素直に嬉しかったし、今後もスピンオフなどに期待してます
個人的には新サーガに思うことはいろいろありますが、スターウォーズ好きなら見てもいいけど映画的な面白さはないよ、あくまでファンムービーってのがワタシの結論です
スターウォーズが好きでたまらないなら見た方が良いし映画的な面白さを求めるなら『キングスマン』でも見た方がよっぽど楽しめるよって話
ちなみにスターウォーズとしても傑作で、1本の映画としても名作なのはスピンオフシリーズの『ローグワン』です
これは映画としても素晴らしい出来ですし、エピソード4を見たことのある人なら泣けます
まだ見たことのない人は是非ごらんください!
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