どうも!Wifiにはめっぽううるさい@motoyuki_321です。
最近のWifiルーターでは2.4GHzと5GHzの二つが表示されているかと思います。
パッケージなどにも記載されてますよね?
これらにはどのような違いがあるのかを解説していきます。
そもそもWifiって何?っていう人は以前の記事の中で解説しているので是非見てください!
Wifiの2.4GHzと5GHzの違いって何?わかりやすく解説していきます!
過去の記事でも解説していますが、
Wifiとは『無線LANの規格の1種』です。
ということを前提に進めていきます。
わかりにくい人は過去記事読んでもらえた方が早いです。
このwifiには二つの周波数帯を用いています。
一つが2.4GHz。
そしてもう一つが5Ghzです。
大きな違いは通信速度と安定性
大きな違いは二つです。
- 通信速度
- 安定性
この二つについて書いていきます。
一般的に速度の速さを表す時に車と道路に例えられることが多いです。
簡単にいうと2.4GHzに比べて5GHzは『道幅も広く 車線数の多い道路』と言えます。
そのためデータを運ぶ車の数も一度に多く通行することができるし、トラック(大きなデータ)も通行可能になります。
しかも道幅も広いのでぶつかりにくい(電波干渉が起きにくい)のです。
これだけ聞くと5GHzの方が有利に感じやすいですが、お互いにメリットデメリットは存在します。
一般的に周波数帯は高ければ高いほど直進性が強く、データ容量が大きくすることが可能です。
周波数帯(周波数帯域とも呼ぶ)によって、電波の伝わり方と伝送できる情報量が違います。
一般的には下図のように、高い周波数であればあるほど、電波は直進しやすく、伝送できる情報量も大きくなります。
一方で、低い周波数であればあるほど電波は回り込みやすくなりますが、伝送できる情報量は小さくなります。引用元:http://www.harada.com/jp/innovation/about/frequency.html
これを踏まえて解説していきます。
では2.4GHzと5.0GHzのそれぞれのメリットやデメリットとは何でしょうか?
それぞれ答えていきます。
2.4GHzのメリットは?
- 遠くまで届きやすい
- 遮蔽物に強い(壁や天井など)
- wifi対応端末のほとんどに対応している
2.4GHzでは壁や天井などの遮蔽物に強い。
そのため電波も遮蔽物を回り込んで進んでいくので遠くまで電波は届きやすいです。
またWifi対応機器として販売しているものほぼ全てが対応している周波数帯なので、『使えない!』ということが少ないです。
2.4GHzのデメリットは?
- 電波干渉に弱い
- 遅い(5GHzに比べて)
しかしデメリットとして電子レンジや冷蔵庫といった家電製品などの電波干渉に弱く、接続が途切れたりすることも多い。
また通信速度も5GHzに比べると遅くなるところがデメリットですね。
5.0GHzのメリットは?
- 電波干渉に強い
- 通信速度は速い
5.0GHzでは電波干渉に強いです。
またこの周波数帯を使用している電子機器も比較的少ないので、電波干渉しにくいところもあります。
ついでにいうと遮蔽物が無いとかなり遠くまで電波が飛ぶのも特徴ですね。
また通信速度がめちゃくちゃ速いのも特徴です。
2.4Ghz製品では一般的なもので300Mbps程度の速度しか出ませんが、5.0GHzの場合は1730Mbpsの通信が可能なので圧倒的に速いです。
電波干渉に強く、速度が速いというのが最大のメリットですね。
5.0GHzのデメリットは?
- 遮蔽物に弱い(壁や天井など)
- 対応していない機器がある
対してデメリットは遮蔽物に弱いという点。
電波は高い周波数帯だと直進性が強まり、壁や天井などの遮蔽物を迂回するのが苦手です、
そのため遮蔽物があると速度が減衰(遅くなる)しやすいというのが最大のデメリットです。
ただし遮蔽物が無いと2.4GHzに比べてかなり遠くまで電波が飛ぶので使い方次第です。
私はよほど遮蔽物が多すぎて電波が届かないとき以外は5.0GHzを使っています。
その方が圧倒的に速いですからね。
また対応機器は2.4GHzに比べると少ないです。
というのは2.4GHzはWifiという規格のベースになる周波数帯なのでどんな製品でも対応していますが、5.0GHzは比較的最近主流になりつつある周波数帯です。
とはいえパソコンやスマホ、スマートスピーカーなどのインターネットに接続することが前提の機器であれば基本的には5.0GHzも対応しています。
でも一応wifi製品購入前に5.0GHz対応になっているかは確認した方が良いですね。
とはいえ対応していないものは最近ではかなり少なくなりました。
こんな感じです。
まとめると5GHzの方が速いし電波干渉にも強いけど、遮蔽物には弱いから環境によって変わるけど、使えるものなら5GHzを使った方が良いですよ、ということ。
Wifiの中にも規格が様々あるから使える規格を確認しよう!
Wifiにも規格が様々ある。
『802.11』のあとの英文字が世代を表しているのだが、『a』『g』『b』『n』『ac』『ax』と様々です。
2.4GHでは『n』まで対応しており、現時点で最高速度で600Mbpsくらい。
これでもだいぶ速くなったが、以前は300Mbpsくらいが一般的だったし、今でも安価な製品だと300Mbpsほどしか速度はでません。
一例ですが、このWSR-300HPなんかは安いけど300Mbpsまでしか出ませんね。
そして現状5GHzで最も主流なのが『ac』規格
『ac』規格では最近の製品では2167Mbpsの通信を可能にしており802.11nと比べると圧倒的に速度が速いです。
ちなみに規格上は理論値で6.9Gbpsまでの通信が可能とのこと。
なので現時点ではまだほんのわずかにしか性能を発揮していないといえる。
それでも十分早いんだけどね。
そして最近新しく登場したのが『ax』規格。
こちらは理論値最大9.6Mbps。
今後始まる高速モバイル回線でもある5Gの中においても、さすがWifiと言える通信速度である。
ただ世間に浸透するまではまだ時間もかかる上、対応機器もほとんどないのが現状だ。
ちなみに今後は『nはWifi4』になり『acはWifi5』『axはWifi6』に名称が統一されるそうだ。
ということで規格も多岐にわたるが、自分の端末が使える規格かどうかはチェックが必要!
例えばiPhoneXSやニンテンドースイッチでは802.11acまでしか対応していない。
802.11axの無線LANルーターを勇み足で買っても現状何の役にも立たないから!
まとめ
いかがだっただろうか?
これで意味のわからないWifiの仕組みが少しでもわかってもらえれば幸いです。
また一般的にWifiを探していると『Buffalo-G-00000』と『Buffalo-A-00000』のような二つが表示されると思う。
この『G』が2.4GHzで『A』が5GHzであることが多い。
自宅のWifi機器でも確認してみるといいかも。
あと『1300Mbps対応!』とか謳う無線ルーターでも安いルーターだと有線ポートは100Mbpsに制限されていることも多いから注意。
せっかく光回線で1Gbpsの通信ができるのに無線ルーターで100Mbpsまで減衰されるのはもったいないですよ!
価格も安くて有線ポートも1Gbpsでている無線LANルーターは、個人的にはBuffaloのac対応の製品が安くて設定も簡単で好きです。
コストと性能のバランスを考えると個人的にはWSR-1166DHP3-BKがオススメですね。
価格も安くて、5GHz帯はac対応で尚且つ866Mbpsまで対応!
ビームフォーミングにも対応しているからiPhoneでも恐ろしいほど転送速度と安定性を確保してくれるしね。
ちなみに有線ポートはもちろん1Gbps対応ですよ。
もう一つ速い無線LANルーターが欲しいならWXR-1751DHP2が良いですね。
通信速度は最近の1733Mbpsとかに比べると控えめな1300Mpsだけど、ぶっちゃけ1300Mbpsあれば十分です。
やっぱりアンテナ外付けの安心感がありますね。
アンテナ付きの製品は確実に遠くまで電波が届きます。
住宅などの壁の多い環境であればアンテナ付きにしておけば一軒丸々電波が届くので安心です。
あとはメッシュWifiもオススメです。
家中、事務所中、余すところなく電波を届けたいならメッシュWifiが良いですね。
オススメはTPLinkのDeco M4!
メッシュWifiが何かわからない人はこの記事をどうぞ!
メッシュWifiルーターとは何?中継機との違いや仕組みやおすすめを解説!
それではみなさん良いWifiライフを!