どうも!イヤホン大好き@motoyuki_321です。
SIMGOT Japan様から『SIMGOT EM2』というハイレゾ対応のイヤホンをご提供いただきました!
とういうことでレビューしていきますが、ぶっちゃけこのクオリティで12,800円(Amazon価格)なら安いです!
- 見た目が美しく高級感がある
- 中音域&ボーカルが綺麗
- 低音は弱め
- 着ける時にLとRが分かりにくい
高級イヤホンの世界に一歩踏み入りたい方には是非おすすめです!
SIMGOT(シムゴット)とはどんなメーカー?
SIMGOTってメーカーをご存知ですか?
ワタシ実は知らなくて(お恥ずかしい)今回問い合わせをいただいて初めて知りました笑
SIMGOT(シムゴット)は中国のシリコンバレーこと深センの新興のオーディオメーカーです
設立は2015年とまだ新しい会社ですが元々別のオーディオブランドでエンジニアをしていた人が立ち上げたそうです
初めてリリースしたイヤホンの『EN700』シリーズはオーディオファンから高評価を得たとのこと
今回レビューする『SIMGOT EM2』はそのSIMGOT社のハイレゾ対応のハイブリッドイヤホン
『ハイブリッド型』については後述していきますね
CDより高音質な『ハイレゾ』に対応
『ハイレゾ』が何かわかっている人は知っている人は飛ばしても大丈夫です
『SIMGOT EM2』はハイレゾに対応していますか、『ハイレゾって何?』な人に簡単に解説です
ハイレゾとはCDよりも高音質な音源のこと
ビット深度 | サンプルレート | ビットレート | |
ハイレゾ | 24ビット | 44.1〜192kHz | 最大3730kbps |
CD | 16ビット | 44.1kHz | 最大850kbps |
上記の数字を見ても『何のことやら』って感じかもですが、CD音源に比べてデータ量が大きく高音質だということです
もちろん再生するためにはハイレゾの音源も対応したデバイスも必要になります
ですが、対応製品などを用意すればCDよりもはるかに高音質な音楽を楽しめますよ!
ハイブリッドイヤホンとは?
イヤホンには大きくわけて2つのタイプがあります
それがこちら
- ダイナミック型
- BA(バランスドアーマーチュア)型
簡単に説明するとダイナミック型というのは再生周波数帯域が広く低音域の再現力が高いけど小型化が苦手
BA型は再生周波数帯域が狭く、中〜高音域の再現力は高いが低音域が苦手、小型が得意
というような感じです
高級イヤホンの多くはBA型を導入し低音・中音・高音と分けて専用のドライバーを入れていました
そのため高解像度なんだけど価格が高い
そこで考えついたのが『ダイナミックとBAの良いとこ取りしちゃえ!』というハイブリッド型です
『SIMGOT EM2』ではフルレンジのダイナミックドライバーとKnowels製のBA型フルレンジドライバーを1つずつ搭載しています
これによりうまいことお互いの良さを引き立ててます
SIMGOT EM2の外観と付属品
それではさっそく『SIMGOT EM2』の外観と付属品から見ていきましょう
まずは外観
内箱を開くとイヤホンとイヤホンケースを見つけることができます
イヤホンケースがまたおしゃれですよね
ちなみにイヤホンケースの中には2種類のイヤーチップが3サイズずつ、合計6パターン分入っています
- Eartip Ⅰ:パワフルな中高音と高解像度
- Eartip II:低音を強化した厚みあるサウンド
更に中にはケーブルと保証書が入っています
全部揃えたところがこちら
説明書にはケーブルとイヤホンの取り付け方や耳への取り付け方が書いてあります
耳への掛け方は『Shure掛け』ってやつです
イヤホン本体とケーブル
イヤホンは10000円台とは思えないほどに高級感溢れるデザインです
しかも美しいだけじゃなくてちょっとメカニカルな感じがガジェット好きには嬉し感じ
ちなみに色は下記の5色から選べますがこれは『クリア』です
- パープル
- グリーン
- ピンク
- クリア
- クリアブラック
ケーブルはこちら
シルバーのケーブルが編み込みで正直思っていたよりもはるかに美しいです
SIMGOT EM2の視聴レビュー
それでは『SIMGOT EM2』の視聴に参りましょー!
今回は実使用の環境に近づけるためにiPhoneにモバイルDACを挿しての視聴です
そのまえに耳への取り付け方ですが『SIMGOT EM2』はShureのように耳掛け専用です
耳掛けの部分のケーブルにクセが付いているのでかけやすく、そして外れにくいです
※iPhoneのインカメで撮影したので急に画質荒くてスミマセン
耳がかなり小さくて、カナル型でも合わないイヤホンだとすぐ取れたりするんですが、『SIMGOT EM2』はイヤーピースも3サイズから選べるので耳が小さい人でも大丈夫
イヤホンの場合は隙間が空いていると音質の低下を感じやすいので自分の耳の大きさにあったイヤーピースを装着しましょう!
Shureのイヤホンが好きな人なら全く違和感なく装着可能です
またケーブル自体が擦れることでの『タッチノイズ』はほぼ無し
やわらかく取り回しの良いケーブルの性能は高いですね
デメリットは左右がわかりにくいこと
ただ1つだけデメリットが、、、
それはLRがわかりにくいんです
上記の写真の赤丸の位置(イヤホンからケーブルが伸びるところ)に一応『L』もしくは『R』と書いてあります
しかし透明なケースに色をつけずに凹凸のみで書いてあるためよほど明るくないとまず見えません
正直暗い場所でイヤホンを取り出したりした時は見た目では判断しにくいです
音質レビュー
それでは『SIMGOT EM2』の音質について
ハイブリッド型の特性をいかして、全体的に高音から低音まで幅広くカバーしています
特に高音の伸びは気持ちよく、ボーカルがとにかくクッキリ聞こえますね
いつも必ず試すのは東京事変です
東京事変を試す理由はこの2点
- 女性ボーカルで歌唱力が高い
- 楽器隊の技術力の高さ
まぁ単純に好きってのもありますが笑
歌唱力が高くハイトーンも出るので中高音の聞き分けに最適
また楽器隊は技術力が高く、解像度を計る時には聞いてます
中音域はとにかく鮮やかで際立って聞こえるのでボーカル曲なんかでは特に強い印象
また高音域も各楽器・音の粒立ちもよくてイヤモニ的な解像度の高さも再現できている印象
BAドライバーが良い働きをしているな!って感じです
対して低音に関してはボワッとした感じが目立ち少し弱め
解像度も低いけど、あまり解像度高すぎると聴き疲れするので普段使いで音楽を楽しむにはちょうど良いかも
次に試したのがbandApartのFUELです
なんとなく趣味がバレそうですが、楽器隊が個性的なバンドが好きなんですよね笑
こちらもボーカルの声は際立ちつつも、1つ1つの楽器の音がまとまりながらもハッキリと聞こえてくるので良い感じ
逆にやはり低音は少し弱いのでゴリゴリのロックとかには物足りないかもです
他にもオーケストラの『ジュラシックパークのテーマ』や『スターウォーズのテーマ』を楽しみましたが『SIMGOT EM2』は管楽器や弦楽器との相性は良い
またビリーエバンスの『Waltz For Debby(Take2)』なんかでは演奏中の話し声などで思わず『イヤホンの外からの音』と勘違いして振り返ってしまいました笑
環境音も自然に聞こえるくらいの解像度の高さということを振り返ったことで体感してました笑
保証期間も充実の長期保証
『SIMGOT EM2』には保証が2つ用意されています
- 理由に関係なく30日間の返金保証
- 製品品質の問題による1年間の保証
ぶっちゃけイヤホンで1年の保証は極めて珍しいです
しかも同梱されているVIPカードから登録すると更に保証期間が3ヶ月延長されます
ハイエンドイヤホンの1つなので保証が充実しているのは嬉しいですね
まとめ:SIMGOT EM2がおすすめな人
『SIMGOT EM2』がオススメな人はこんな人です
- おしゃれで高音質なイヤホンが欲しい
- ハイエンドイヤホンの音質・解像度を試してみたい
- 高音質で安いハイブリッドイヤホンが欲しい
正直この価格帯でこれだけ高音質なハイブリッドイヤホンもそうないかな、という感じ
デザイン性もピカイチなので男性でも女性でもつけるとオシャレで素敵です
惜しむらくは有線ってことかなー
個人的には無線のケーブルも発売してくれたら嬉しいかも
最後にまとめですが、良い意味で『個性の無いイヤホン』という印象です
というのは原音に忠実に再生するだけの基礎力があるということ
アンプやDAC・イコライザーなどで自分の好みの音楽を再生することの出来る度量の広いイヤホンです
イヤモニ的な使い方から普段の音楽を楽しんだり、ハイレゾ音源を楽しむのにはピッタリですよ!
ハイエンドイヤホンの中でも購入しやすい価格帯に納得の高音質とデザイン
総合的な満足度は高いです