どうも!もとゆき(@motoyuki_321)です!
最近ハマりの成毛眞さん著作の『AI時代の人生戦略』について書評をまとめていきます
もう最近は成毛眞作品はとにかく全て手を出す勢いで読み耽っていますが、この本はいつもの調子とはちょっと異なります
来るべきAI時代においてAIを使う側になるのか、それとも使われる側になるのか
本書は『AIを使う側の人間になるために必要なこと』をまとめた人生戦略です
AIの台頭に怯える人も、AIに何ができるかわからない人にもオススメの一冊をまとめていきます
【AI時代の人生戦略 成毛 眞】書評
著者プロフィール
まずは著者の紹介です
もとログで他の成毛眞作品の書評を読んでくださった方にはお馴染みですね
【AI時代の人生戦略】はこんな本
テクノロジーの進化した今、今後ますます活躍するのがAI
そのAIにより、今ある仕事のほぼ半数がなくなると言われています
時代が変わる中でAIに使われる側になるのか、それとも使う側になるのか
この『AI時代の人生戦略』では、AI時代にを生き抜くための戦略『STEAM』について解説しています
目次
『AI時代の人生戦略』の目次がこちら
- これからはSTEMが必須
- STEMとアート(A)が結びつく
- ”今ある仕事がない世界”がやってくる
- 学校では教えてくれないSTEAMを学べ
- マーク・ザッカーバーグはSF小説に発想を得る
- 残酷な5年後に備えて今すぐ読みたい本
- ゲームで遊ばないようなやつに明日はない
そもそも『STEM』って何?からスタートすると思います
本記事でも解説していきます
本書ではこれに加えて鈴木寛さんと堀江貴文さんとの対談も収録されています
また成毛眞作品は小見出しが面白い
一部抜粋しました
- 『プラタモリ』にみる自律的な学習の本質
- 農家のつもりがIT専門家に
- 勉強なんてしてないでゲームしなさい!
- ゲームをやらない奴は死す
なぜ『STEM』が大事なのか
STEMの大事をまとめる前にそもそもSTEMって何?な人にSTEMを説明していきます
- S:サイエンス(化学)
- T:テクノロジー(技術)
- E:エンジニアリング(工学)
- M:マセマティックス(数学)
これらを並べた造語をSTEMと言います
そして現在はこの『STEM』に『A:アート』を加えたデザイン戦略もビジネスにおいて必要であると語られています
ですが、今回はなぜSTEMが大事なのかをまとめていきます
今ある仕事の大半は将来なくなる?
人間の仕事はテクノロジーの進化により淘汰(なくなった)されてきました
- 電話の取次をする仕事
- ボーリングのレーンにピンを並べる仕事
- 外から寝室の窓を叩いて寝ている人を起こす仕事
- 氷を湖から切り出す仕事
誰もが携帯電話をもち、ボーリングのピンを並べるのは機械、目覚まし時計で朝は目を覚まし、氷は冷蔵庫で出来上がる
現代を生きていると『そんな仕事なくなって当たり前』なものでも、当時は必要なものだった
テクノロジーやサイエンスの進化により、『そんな仕事なくなって当たり前』な環境に変わっただけ
野村総研によると今の労働人口の49%は10〜20年後にはAIに代替されるという研究結果もある(2015年12月試算)
- 銀行の融資担当
- スポーツの審判
- 不動産ブローカー
- 電話オペレーター
- レジ係
上記はほんの一例でまだまだ大量にあるので、ぜひ本書で確認してほしい
ちなみにAI化されにくいとされている職種の一例がこちら
- アートディレクター
- 声楽家
- 中小企業診断士
- 幼稚園教員
- レストラン支配人
もちろん異論があったりもするかもだけど、他にも学校カウンセラーやテレビタレント、犬訓練士なんかも研究結果としては挙がっている
総じていえることは『人の関わる価値のある仕事』はAI化されにくく、『単純作業・誰でもできる仕事』はAI化しやすいと言い換えれるのかもしれない
AIによる無くなる仕事の分、増える仕事もある
AIで無くなる仕事についてまとめてきましたが、少し安心してほしいのは『AI化により無くなる仕事の分、増える仕事もある』ということ
よく使われる例えとしては産業革命、毛織物業など機械化されたことによる変化がこちら
- 減った→毛織物を手動でしていた人たち
- 増えた→毛織物をする機械を作る人たち
上記のとおり
今後おとずれる自動運転化ではこんな変化が起きると言われています
- 減る→タクシー運転手やバス運転手
- 増える→自動運転システムが運転しやすくなる道路を作る・維持する仕事
つまり減る仕事の分、新しい仕事が生まれる可能性があることは歴史からも証明されていますし、今後も予想されています
しかし『AI(機械)が快適に動作するためにする仕事』をしたいかどうかは別の話じゃないですか?
これから考えるべきはAI(機械)に使われるのか、AI(機械)を使うのか、です
- AI(機械)に使われる人
- AI(機械)を使う人
どっちが良いかと聞かれたら圧倒的に『AI(機械)を使う人』です
では『AI(機械)を使う人』になるためにはどうすれば良いのか?
そこで必要になってくるのが『STEM』や『STEAM』です
『STEAM』を学びAI時代を泳ぎ切る!
私も文系出身で『数学や物理なんて不要、足し算引き算できればOK』的な価値観で生きてきましたが今になって本当に後悔しています
身近な出来事から深掘りしていくと如何に生活の中で数学や物理が絡んでいるかを理解し、興味を持ちやすいです
例えばカーナビやGoogleMapでおなじみの『GPS』には数学の三角関数の考え方が用いられている
ただ三角関数だけだと現在位置とマップに表示がずれる
このずれを調整するのが物理(科学)で有名な『相対性理論』
最低限のITリテラシーは必要
最近では身近な人とのやりとりに『LINE』を使わない人は少ない
電話やメールとは違い、複数人でグループを組み、同時に双方向でやりとりができるLINEはもはや連絡ツールの鉄板といってもイイ
このように人類の『便利』はテクノロジーの進化によるところが多い
でもテクノロジーやサイエンスに理解がなければせいぜい元々あるツールを使うのが精一杯
こんな人は便利なツールを『使う』ことすらできないこともある
現代社会においてITリテラシーは最低限は必要
また多少のITリテラシーを身につけるだけで圧倒的に便利で快適な生活を送れることは間違いない
- LINE
- 電子マネー
- 格安SIM
などなど
最低限のITリテラシーもない人はいつまで経っても『誰でも、機械でもできる作業を黙々とこなす仕事』しか残されていない
ちなみに成毛眞さんの主張として『勉強なんてしないでゲームしろ』というものがあります
これがゲーム好きな大人の琴線を震わせまくりなのでゲーム好きな方はぜひどうぞw
【AI時代の人生戦略 成毛 眞】書評まとめ
以上で『AI時代の人生戦略』の書評をまとめてきました
体感的に『AI化するな』とか『IT化して仕事どうなるんだろ』と思って漠然と考えている・心配していることをスッキリ解決してくれる本でした
ちなみに同じ成毛眞作品に『儲けたいなら科学なんじゃないの?』という本もあります
成毛眞さんと堀江貴文さん(ホリエモン)の対談本です
科学技術についてや必要性などを雑談的に語っていく本ですが、話の展開がスピーディーなので色々なことに興味を持てるきっかけになる本かなと思っています
どうも、もとゆき(@motoyuki_321)でした
一ヶ月に50冊の本を読んだことがあるほどの蔵書家