どうも!もとゆき(@motoyuki_321)です!
今回は成毛眞さん著作の『大人げない大人になれ!』を読んだので書評をまとめていきます
結構古い本だし表紙の成毛さんも若いw
装丁に時代を感じるので手を付けるのに少し戸惑いましたが、内容が面白そうなので手に取りました
【大人げない大人になれ! 成毛 眞】書評
著者プロフィール
まずは著者の紹介から
- 自動車部品メーカー、アスキーなどを経て1986年日本マイクロソフト株式会社に入社
- 1991年に日本マイクロソフト株式会社の代表取締役社長に就任
- 2000年に退社後、投資コンサルティング会社・インスパイア設立
- 2010年より書評サイト「HONZ」を開設
一ヶ月に50冊の本を読んだことがあるほどの蔵書家
【大人げない大人になれ!】はこんな本
知らない人のために説明すると『日本マイクロソフト元社長』という肩書を聞くと『なんだか凄そうな人だな』と思うが、かなり(良い意味で)いい加減でふざけたおっさんですw(失礼
本書はその大人げない大人の第一人者でもある『日本マイクロソフト元社長:成毛眞』の語る『大人げない大人になるべき理由』をまとめた本です
正確に言えば『理由』としてまとめたわけではないですが、そこも含めて『大人げない』ということで、、、
目次
『大人げない大人になれ!』の目次はこちら
- 大人気なさが求められる時代がきた
- 大人げないとはどういうことか
- やりたいようにやればいい
- 大人気なく楽しく生きる方法 実践編
- 大人気なさを取り戻すための本棚
徹底的に大人げない大人についてまとめてあります
ちなみに成毛眞作品は個人的に小見出しが面白くて好きです
抜粋するとこんな感じ
- ノーベル賞受賞者の2人に1人は可愛い
- 決まり文句が大好きな大人
- おじさんの言うことは9割間違い
これだけで面白そうじゃないですか?w
成功者はみんな大人げない
『大人げない大人になれ!』の帯にもあるのが『成功者はみんな大人げない』
成毛眞さん曰く成功者はみんな大人げないという
本書で多くの大人げない大人たちが紹介されているが心に残ったのが2人
稲川幸則
- マイクロソフトのスタッフが総勢で作り上げた複雑な暗号化データのようなものをたった一人で解読(日本語化)
- 理由は自分が個人的に使いたかったから
- その後マイクロソフトに引き抜かれたが飽きて辞め、フェラーリ好きが講じてフェラーリに入社
- ある日フェラーリを買ったんだ、と聞く
- 実際には車ではなく米国支社を丸ごと買っていた(好きすぎて)
『フェラーリ買ったんだ〜』で会社だとは誰も思いつきませんよねw
もう一人もぶっとんでます
ネイサン・ミアボルド
- マイクロソフト元CTO(設立した会社がマイクロソフトに買収された)
- マイクロソフトに来る前はスティーブン・ホーキングの弟子
- なぜマイクロソフトに来たのかというと『宇宙物理学の世界ではホーキングに敵わないから』
- 初めてあった数年後にはフランス料理のシェフに、理由はその時期に料理に凝っていたからとのこと
- さらに数年後たまたまテレビにでてきたネイサンは古生物学者になっていた
- その後はベンチャーキャピタルのCEO
でも好きなところに躊躇なく飛び込んでいけるところが成功者たる由縁なのかもしれませんね
『大人げない大人になれ!』では他にも多くの大人げない大人たちのエピソードが紹介されています
- ふだん防弾ガラスに囲まれた車に乗っているのに日本に来るとクーポン片手にマクドナルドに並ぶビル・ゲイツ
- 超能力を真面目に研究するためにエスパー研究所を作ったソニー創業者の井深大
- 勤務中に好きにサーフィンしにいけるように海岸近くに会社を構えた
世界的スポーツブランドメーカー:パタゴニアの創業者イヴォン・シュイナード
大人げないのにどこか面白い成功者たちのぶっ飛びエピソードを読むだけでも本作を『大人げない大人になれ!』を手にする価値はあります
大人気ない大人になるべき理由
成功者はみんな大人げない、だから大人気ない大人になろう!っていう発想は大人なんだと思う
大人気なく生きるとはある意味、自分に正直に生きると言うこと
- 好きなことを好きなだけ楽しむ
- 好きな本を好きなだけ読む
- 好きな仕事を好きなだけやる
多くの成功者が大人げないのは『大人げないから成功した』のではなく『大人げないほど好きなことに熱中したからエキスパートになり成功した』が正解なのだろう
本書の中で【子供のように読書しよう】という小見出しがある
これが個人的には目から鱗だった
私みたいな凡人は本を読む時に『何かを得よう』という意識で本を手に取ってしまいがち
そうすることで生まれる意識がこちら
- 本は初めから最後まですべて読まなければいけない
- 読んだ本の内容を覚えておかなければいけない
別にだれに押し付けられたわけでもないのに自然とこんな意識になるんですよね
子供の時にこんな意識で本を読んだことはなかった
でも内容は覚えているし自分を形取っている一部になっている
本書では本を読むことをこのように定義している
本を読むことは最高の自己投資であると同時に『ただの娯楽』と意識して、楽しんで熱中していけば自然と自分の血となり肉となると感じさせられました
変に気負うことなく面白い本は面白い、面白くないものは面白くない
【大人げない大人になれ! 成毛 眞】書評:成功者はみんな大人げない
『大人げない大人になれ!』のレビューは終わりです
思い返してみれば自分も知らず知らずのうちに社会の常識とやらに捉えられて『大人』になっていたなと実感しています
大人げない大人として生きていくためにも自分に正直に楽しいことを追求していこう!と決意しました
決意してる段階で大人気なくはないかw
どうも、もとゆき(@motoyuki_321)でした