はじめてのデータ分析【感想】

私は読書が好きだ。

好きなものが沢山ありすぎてブログが雑記ブログのようになっていくのは悩みである。

映画の記事と同様好きな読書も読んだ痕跡を残していくためにも備忘録として感想を書いていきたいと思う。

ちなみに好きなジャンルはミステリーなのだが、ちょいちょいビジネス書も読む。

特に最近は週刊東洋経済の記事をまとめた特集がiBooksで購入できるのがお気に入りだ。

はじめてのデータ分析 とは


はじめてのデータ分析―週刊東洋経済eビジネス新書No.226 – 週刊東洋経済編集部

IoTやAIといった言葉が過剰に氾濫する中、データの分析が必要不可欠となっている。

しかしツールの導き出す回答を鵜呑みにしていていいのだろうか。

そんな問題に疑問符を打ったのが本書である。

本書ではデータ分析のポイントと成功事例・失敗事例を記載している。

V字回復を果たしたUSJなど多くの事例を元にデータ分析のポイントをまとめた本書は今後の客観性の維持に非常に役立った

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所感

データの分析は料理と同じだ。

同じ食材で調理したとしてもシェフの采配によって味は大きく変わる。

電子レンジのようにレンジでチンしたら一定のクオリティで仕上がるものもツールとしては存在するが、そもそもどんな結果を必要としているかを元に適切な条件を指定出来ないと異なる結果が生まれる。

データ分析とはツールを活用すると一見客観性のあるもののように思えるが、実際は分析者の裁量に関わるところも多い。

どんな結果が欲しくてどんな材料を用意するかによってその結果は分析した本人の思いにそったものになるのだ。

本書の中でデータ分析するときは相関関係と因果関係を見極めることが重要であると書いてあった。

例として「子供の時にスマホを使うと学力が低下する」

これは一般的には市民権を得ているような言葉だが、主観的で具体性がない。

仮にスマホで遊ぶから勉強しなくなるというならスマホを取り上げて勉強するのかということになるがこれは恐らく別問題だ。

実際は別の息抜きを見つけるだけだ。

また「若者が最近本を読まない」これも同じことが言える。

たしかに20代に絞ると、ここ10年間で10年前に比べ5%の人が本を読まなくなっているという。

ただこれにも結論ありきの作為性が感じられる。

実際30代、40代においても10年前から見ると本を読む割合は落ち込んでおり、20代の比ではない。

つまり若者は本を読まないという結論ありきでデータ分析しているため、単純に10年前の若者と比較しているのだが、実際は中高年も含んだ全世代で本は読まれなくなっている。

社会環境の変化が原因なのだ。

このようにベースを合わせずに結論ありきでデータ分析することはいかに危険かがよくわかる。

本書では上司のデータリテラシーの本質が問われている。データ分析とは一見すると客観的で普遍的ではあるが、その実主観的なものである。

同じデータを元にすれば誰でも同じ結果を出せるというのは幻想だ。

その主観的なデータ分析の材料自体を他人任せに進めていくことは本来のデータ分析の目的をないがしろにしているのである。

一体何のための分析なのか、それを求めるためにはどのような材料が必要なのか、その材料は客観的に見た時に比較材料として適当であるのか、ビジネスにおいていえば全ての業務において上司に備えるべき能力とはそのような事柄を精査して的確に見極める能力であると感じた。

世の中には多く、安易な分析結果を元に進めている事柄も存在しているように感じる。

これからビジネスなどでデータ分析をしてみようという人はまずはデータ分析の目的から見直してみるのもいいかもしれない。

はじめてのデータ分析―週刊東洋経済eビジネス新書No.226 – 週刊東洋経済編集部

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ABOUTこの記事をかいた人

IT・ガジェット・ゲームが好きな30代既婚者。 特にApple大好き! 営業マンが本業だが、酒の勢いでブログを開設してしまった結果、200記事を超えて記事を投稿するほどブログにどハマり中。 現在は毎日更新を実行中で100日連続更新を達成! 目指すは365日連続更新!